みなさんこんにちは☀
暑い中いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ヤギやヒツジのウンチについて少しお話しようと思います!
ふれあいの時間によく見かけるヤギさんやヒツジさんのウンチは
人間と違ってコロコロしていて、豆粒のような形をしています。
なぜこのような形なのか、不思議に思ったことはありませんか?
主な理由は二つあります。
一つ目の理由はヤギやヒツジの消化の仕組みにあります。
ヤギやヒツジは反芻動物(はんすうどうぶつ)と言って、
一度飲み込んだ食べ物を再び口に戻して再咀嚼(さいそしゃく)
してからまた飲み込むのを繰り返します。
反芻(はんすう)はリラックスしているときにすることが多いので、
ふれあいの時間などに見かけることができます!
↓反芻中のヤギさん(右)
何度も噛んで飲み込んだら次は胃・腸を通っていきます。
ヤギ・ヒツジは胃を4つ持っていて、食べたものが4つの胃を通って消化されるので、
水分が少ない小さな固まりの状態になって胃から腸に移動します。
長い腸の中を移動していくと、小さな固まりが腸の動きによって
だんだんとコロコロした丸い形になっていきます。
ちなみにヤギの小腸は約26~28メートル、
ヒツジは約31メートルにもなります!
人間の小腸は約6~7メートルなので人間と比べてとても長いことが分かりますね。
二つ目の理由はヤギさん、ヒツジさんの習性にあります。
ヤギやヒツジは草食動物で、野生ではライオンやオオカミなどの肉食動物に
襲われることがあります。
そのためいつでも逃げられるようにしなければなりません。
ウンチをするために毎回立ち止まっていると、その間に狙われてしまいます。
なので歩きながらでも走りながらでもウンチができるようになっています!
大きな固まりよりもコロコロしたウンチの方が動きながらするには便利なので、
そのような形状になったと言われています。
動物園では肉食動物に襲われる危険はありませんが、
歩きながらウンチをする姿はたまに見ることができます!
以上がヤギさん、ヒツジさんのウンチのお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひ動物園に遊びに来たときは
ヤギさんやヒツジさんのウンチも観察してみてくださいね!
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