みなさんこんにちは!
高島平分園に遊びに来たときに、ヤクシカのすずちゃんを見たことはありますか?
すずちゃんは今年9歳の女の子のシカで、
いつもヤギ・ヒツジふれあいフロアの端っこでのんびり過ごしています。
みんなに大人気でニンジンが大好きなシカさんです🥕
そんなすずちゃんですが、いったいどんな動物なのでしょうか?
ヤクシカについて少し紹介していきたいと思います🦌
ヤクシカはニホンジカの亜種(あしゅ)で、
ニホンジカの中では比較的小さい体をしているのが特徴です。
※亜種とは、動物の「種」を細かく分けたものです。
野生では鹿児島県の屋久島(やくしま)と
口永良部島(くちのえらぶじま)にのみ生息しています。
そしてシカはヤギやヒツジと同じ反芻動物(はんすうどうぶつ)です。
反芻動物は、一度飲み込んだ食べ物を胃からまた口に戻して、
噛み直してからまた飲み込みます。
この行動を反芻(はんすう)と言い、繰り返すことで食べ物を消化・分解しやすくします。
不思議な行動ですね☆
反芻動物は他にもキリンさんやアルパカさんなどもいます。
↓反芻中のすずちゃん
何回も遊びに来たことがある人は気づいたことがあるかもしれませんが、
すずちゃんは夏と冬でなんと見た目がガラッと変わります!
↓夏の姿
↓冬の姿
これは換毛と言い、シカは季節によって毛が抜けて新しい毛に生え変わります。
夏には背中に白い斑点模様があり、冬には全身が茶色になります。
夏の斑点模様は木漏れ日が差し込む森の中で周りの環境に溶け込んで
隠れることによって、天敵から身を守るためのものです。
冬毛も同じく、落ち葉などが多い冬の環境に溶け込むための色になります。
冬毛に生え変わると体が少し大きくなったように見えることもありますが、
これは冬毛の方が夏の通気性のいい毛と比べて保温性が高く、モコモコしているからです!
ヤクシカは気温に合わせて暖かい毛や涼しい毛に生え変わることによって
体温を一定に保っているんですね。
ぜひ高島平分園に遊びに来たときはすずちゃんの毛や
反芻しているところを観察してみてくださいね!
お待ちしてます!🦌
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